『早足』


急いでいると、自然に早足になります。しかし、普通の早足では間に合わない、でも走るには距離がありすぎる、という時のために「より早く歩く方法」は無いかと私は考えました。

その一

まず、歩幅です。混んでいるところでは小さな歩幅で人を擦り抜け、すいているところではなるべく大股で歩きます。しかし、大股で歩くとその分一歩一歩のスピードが落ちてしまうことに気がつきました。

これでは、まだ「すばらしい早足」とは言えません。気持ちは早く歩こうと思っていても足が言うことを聞きません。

その二

では、どうやって歩幅を保ったまま早く歩くか

私は腕の振りに注目しました。歩くとき足と腕は互い違いに同じタイミングで動きます。腕と足が一緒に出てしまうのは運動会か卒業式ぐらいでしょう。

足を速く動かすと腕の振りも速くなります。

ということは腕を速く動かすと、足の動きも速くなるということでは.....。

私は早速実験してみることにしました。その結果、確かに腕を早く動かすと足も早足になります。そして更に研究を重ねた結果、次の方法に行き着きました。

まず、腕はいい加減に振っていてはいけません。足は歩幅を保つことだけに注意します。そしてなるべく真っすぐ伸ばした腕を早く振ることだけに神経を集中して歩きます。

なんとすばらしい発見でしょう。

お急ぎの時には、一度試してみることをお薦めします。

ただし、恰好良い歩き方になっているかどうかは保証の限りではありません。