6 ベルリンの壁博物館(1995.1.9-ベルリン)

雪が夜降ったみたい。
月曜は人も店も活動している。
駅で朝ごはん。
満腹になった。









今日は東へ行く。
U9 ZOO→Kurfurstendam→U15
Mockernbrucke→川沿いをずーっと歩いてベルリン天使の歌
の図書館を目指す。
途中ラッキーストライクやwestのカッコイイポスターがあったり、
銅像のある怖いビルを通った。
でも、ZOO前に比べると人がいないし、華やかなところがぜんぜ
んない。
なんか怖い。

国立図書館に着いたけどすごい広そうなのに、奥に入れないし。
すごく近代的、1967年にできたくせに....
あの映画とは違うらしい。
あきらめてBrandenburgerTor(ブランデンブルグ門)へ向かう。
その道のりでEbert.str89年まで、壁のあった所を通ってみた。
だだっ広くて、何もない。
植えた木がまっすぐつながってて不自然。
たしかにここ。
お墓とは見えないし、壁はあとかたもないけどここだ。

門に着いたけど観光客らしき白人のおじいちゃんが4人ぐらい集まってるだけ。
壁のカケラを売ってる人もいない。
アベちゃんに買って帰るつもりだったのに....

東に入ってみよう。
東ベルリンは休日の行政区のように誰もいな
い、何もない。
工事現場ばっかり。
大きなビルにみんな足場が組んである。
食べ物のニオイも、音楽も聞こえないし、雪の
中、車が行きかうばかり。
やだよう。

かろうじてホテルのラウンジでコーヒー飲んで、
奥へ奥へ。



”6月17日通り”を歩く。

そこに大っきい建物が。
男の人を抱いた人の像。
巨大な建物の中にはポツンと小さくそれだ
けがある。
上の穴から像だけに雪が積もって、あとは
真っ暗。

その先に行くとBerlinDom(ベルリンドーム)。
別に入るつもりはなかったのに、近寄るごとに大きく見えて重々しくて、入ってしまっ
た。
天井中心には下を見下ろすハトが1ぴき。
パイプオルガン演奏してて、紀文さんは帽子脱ぐように言われた。
Friedrich王汾「の墓の前で泣く女の人の銅像。
Friedrichの奥さんの墓にはノートに記入する死神の像。
2:30に教会が閉まるのに間にあってよかった。

次はベルリンの壁博物館へ行こう。


チェックポイントチャーリー横(外人だけが通過で
きる検問所だったとこ)。

車の中の細工や、穴を掘って抜け出した時の写真。
壁にガソリンをまいて火をつける人の映像、キース
・ヘリングが絵を描いてるとこ、ハンマーで叩く人、
いろんなビデオが流れてた。

見知らぬアーチストが持ちよった絵でできたような
博物館だった。



おなかすいたし、さあ、Uhland.strに帰ろう。
今日は雪だけど曇ってるせいか、顔がピリピリする程寒くはなかった。
Uバーンは2時間以内なら1スタンプで移動できるので、さっきの回数券を使う。
Uバーンの扉は開けるのに力がけっこういる。
みんな背が高いのに、都電くらいしか天井の高さが無いのが不思議だ。

1つ手前で降りて紀文さんはChangeに、佐
予子はニック・ケイヴを買いに、その前に
ある若者向けファッションマーケットに入
った。
みんな服の袖が長くてかわいい。
昨日と違って街がすごいニギヤカ。




カメの絵のレストランSchildKroteに入る。
Beer5.8DM。今日もまたビールがおいしい。
気に入ってパクパク食べたらすぐおなかいっぱい。


翌日へ    その頃、紀文は    その頃、佐予子は