8 無理やり車に乗せられて(1995.1.11-プラハ)

朝食がおままごとみたいにかわいい。
パンとゆで卵とたくさんのパテ、ジャムやチーズ、ヨーグルト
等、所狭しと並べてある。
パテを食べすぎてちょっと気持ち悪くなる。

9:00 ホテル発。
10:05のPLAHA行きに乗る。
国境からの追加料金29DM。
1st classでコーヒーを飲みながら景色を見る。
国境でいかめしい検札がヴィザとパスポートのチェックに来た
けどニコリともせず、ボンボンとスタンプを押す。
これで無事にチェコに入れるわけだ!

プラハコストニッツェ駅に13:00着。
まず両替をして、チェドックに行って....あっ、それより先にゴハンゴハンと思ってい
たら、いきなりヒゲづらのおやじに「英語はしゃべれるか!?」と聞かれる。
闇の両替やホテル勧誘に詐欺が多いと聞くので、なるべく知らん顔したいところなのに
けっこうしつこい。
「自分のホテルだ。ここにあるんだ。(MAPを指す)おまえたちいくら出せるか?」と
聞いてくる。
なんか信用できそうかもと思う。
一人$20ぐらいかなと話をしていたのを思い出したけど、文が「一人$10!」と言う。
えらい!
それで「一応部屋を見てみろ!」と無理やり車に乗せられて、発車してしまった。

”新しい街に着いたら、まず両替して、街のMAPを手に入れて、自分がどこにいるか確
認しながらコーヒー飲んで、ホテル探しをする”のが約束。
全部はしょられてしまった!!
でも、もう怖がっても仕方ないので「大丈夫!大丈夫!」と根拠のない大丈夫を言って
しまう佐予子であった。
でも本当に大丈夫かなぁ。

着いたところは広場でした。
細い路地がたくさんある。人がたくさんいる。

おやじはテキパキと私達の荷物をおろし「ここだ、ここ
だ」と階段を昇る。
なんかたくさん大男がいる。(あとからわかったけど、
みんな働いてる人)
ドアを開けて「ほら、ここが$10」、その部屋はドミド
リーだった。
体育館みたい。
「次が$20!」おやじは階段を昇りドアを開けたくさん
の部屋を見せてくれる。
4階まで上がったとき「あっ、これはすごい!!」という
部屋がでた〜っ!!
「ここにするー」。


おやじは不思議顔で「こっちは$5高いけどスペシャルだぞー、
変な東洋人だ」と思っている。
だって、すごい部屋なんだもん。
おやじ、疑って悪かったよ。
チェコで屋根裏部屋なんて、ハマリすぎだー。
いい人だったんだねぇ。
 

オイルヒーターが熱くて、すっごく暑い!!
汗が出る。
でも調節できない。
なんか洗濯物乗せようもんなら燃えそうなぐらい熱
い。
なんでー。
んでもって、夜中になったら消えちゃって寒い!
ものすごく寒い。
なにがなんだかわからないよ。

今日の観光
カレル橋を渡って、PLAHA城へ。
PLAHAが見渡せる。
赤レンガが多い、すごくきれいな古い街。
絵になりすぎる。

夜バーでビールとチンザノ飲んで、屋根裏でwine飲
んで、みんなに手紙書く。

翌日へ    その頃、紀文は    その頃、文は