15 今日はショッピングだ(1995.1.18-アムステルダム)

朝、紀文さん早起きだから、TELしてきた。
やっぱり通じないって。
でもTV見て、あの崩れ方見たら、当分無理だと思ってた。
でも、朝食食べてまたTELしに行こう。
飛行機のリーコンファームもしなきゃいけないしね。

ママにTELしたら、紀文さんのママからTELはないけど、和歌山は震度4ぐらいだから大
丈夫だろうって。
でも朝のニュースの兵庫の方の映像で家が潰れてた。
満江君の家が兵庫にあるし、どうなっちゃったのか心配。
でも残り3日の旅行ちゃんと楽しまなきゃ。

今日はショッピングだ。
物欲が全然なかった私達だけど、もうホテル移動しなくてもいいと思ったとたんに、何
か欲しくなったよう。
前来た時うろうろした Nieuwe Hoog straat へ。
布屋とかいっぱいで面白そうな道。
でも、その前に佐予子がNICK CAVEを探してミュージックショップをぐるぐる回る。

その前で、すごくきれいな色のグラスや変な美しい形
のビンが並んでる酒屋さん見つけた。
ちっちゃなリカちゃん人形のプラスチックのビンみた
いなのに本当のビールが入ってる。
荷物が重くなりそうだから、佐予子がキャスター買っ
た。店のおじちゃんが自慢げに、こんなに簡単に小さ
くなるよって言ったやつ買った。



布屋へ。
すごいめずらしい木みたいなレース3m(1m14G)
ボタンの見せ方が便利そうだった。





通り近くの中華レストランへ。
この旅初めての箸で食べるごはん。
ラーメンなんてひさしぶり。
ついでにジャスミンティも飲めてうれしい。
でももう動けん。








食欲満たされると物欲まで消える
ねって話してたら、となりにすご
くいい靴屋さん、さっきのセリフ
はすっかり忘れて靴買った。






なんか街歩くのに慣れてしまって地図も見ずにふらふら何かありそうな道を曲がってく
と、何かわかんないピンクのネオンの道だった。川の両側に並んでる。
佐予子が下着だけ着たマネキンみたくきれいな人からニッコリ笑って手を振られたって
言ってると紀文さんもほほえみかけられたって、”どーしよっ、行かないかんやっか!!”
とドキドキして、”あたしもほほえまれたよ”と佐予子が言うと”そーなん”とちょっ
と残念そう。
あたりはSexShopとバーと女の人の下着姿ばっかり。
ここが飾り窓の通りだ!!
キョロキョロする3人、ドキドキなんか面白すぎる。
裸同然のすごいスタイルの女の人が、白昼堂々(3:00頃)ショーウ
インドウの中で誘ってる。すごい。
でも、通りの終わり頃になるとすごいデブのおばちゃんとか、おっ
ぱいがめちゃくちゃ大きいだけの人がいるのも見て、場末を感じた。


そういえばアムステルダムはポルノに秘密めいた怪しい感じが無い街。
普通のお土産物屋さんに無修正のエッチな写真がいっぱい並んでるし、裏通りに行くと
大人のおもちゃ屋とかHなビデオ屋とかみんなショーウインドウにずらっと飾ってあっ
てすごい明るい。オープン。
だから飾り窓の道もあんまし汚くないし、ヘーキで面白かった。
今日はその後ふらふらとずっと歩いて店を探し回った。


Take outで夕食買った。
めちゃくちゃ明るい黒人の男の子が陽気に食べ物を作ってくれた。
まるでジェシーみたい。
フォークもナイフもないよと謝られた。
近くのスーパーにフォークを買いに(1.5G)。
フォークという発音は難しい。
ワインもビールも水も手に入ってゴキゲンでホテルへ。
せっかく30帖もあるこのホテルでくつろごう。
 

TVのニュースいきなりKILLEDが3000人になってた。


翌日へ    その頃、紀文は    その頃、佐予子は