10 13日の金曜日、ガイコツ教会(1995.1.13-クトナホラ)

屋根裏部屋をチェックアウトして地下鉄に行く。
Mのマークが付いているけど入口がわかりにくい。
でも地下に入ると電光掲示板があって、すごくわかる。
なんか極端だなぁ。
とりあえず、本駅に行ってご飯を食べてKUTNA HORA行きのチケットを買う。
が、BAD TICKETを売られてしまって、ちょっとショック。
んで、もう一回買い直す。22kcs。

一時間待って、CESKY TESIN行き12:12に乗る。
クシェットでいっしょだった子供がむちゃくち
ゃかわいい。
紀文さんのカメラに興味があるみたいで、じっ
と見てる。
紀文さんがカメラで覗くとポーズをとってくれ
て、笑ってーと言っても笑ってくれない。
写し終わると笑う。すっごいかわいい。
鼻糞ほじってマミーに怒られてる。
1才くらいと思うけど、当然チェコ語をしゃべ
ってる。
私達よりえらいよ。

KOLINで乗り換えろと言われたけど、いったい何番目の駅なのか。
チケットは100円ぐらいなので、そんなに遠くないはずだな
ぁ、と思っていたのに1時間も乗ってしまった。
あっ、KOLINだっ、とあわてて降りる。
すごい田舎、学生がたくさんいる。
みんな外人がめずらしいらしく、指までさされる。
変な感じ。
結局1時間待ちで食堂に入る。
MENUがチンプンカンプンなので、前のおばちゃんがたのん
だものを「コレ」と言ってたのんだらチェコの代表料理だ
って『歩き方』に書いてあったクネドリーキ。



やっとKUTONAHORA行きに乗る。
約10分ぐらいで着くが、ここもものすごい田舎。
のおばちゃんに、コストニッチェの写真を見せると、この列車でもう1駅行けと言わ
れたので、言われたとーりにする。
着いたところは無人駅。
単線で2車両の列車。
でも、やっと着いた。
PLAHAから5時間もかかったよ。
どうしても行きたかったコストニッチェは、すごい所にあった。

本当に小さな集落。
でもHOTELが1つある。
コストニッチェを見に来る人達のための
HOTELだとしか思えないよ。
1870年にチェコの建築家の作ったコスト
ニッチェ。
思想とかより先に、この人の趣味なんだ
ろうと思う。
なにもここまでというくらい悪趣味、ゴ
ージャス。
人骨で作られたオブジェは確かにぞぉー
とするけど、美しくもある。
モロイ骨一つ一つがそれだけでオブジェ
なのに、集めて、重ねて、吊して、固め
てってしてあると、どんな彫刻より神々
しい気がする。
本当に初めて見たよ、こんなの。
紀文さんが20kcs払って、カメラのOKをもらった。
13日の金曜日にガイコツ教会に来て写真を撮る、おかしな日本人3人でした。

夜7:30頃、PRAHA。
飛び込みでHOTEL EUROPAへ。
いいとことは聞いてたけど、本当にいい。
多少古くてくたびれてるけど、そこがまたいい。
屋根裏に住んでた私達にとっては、王宮のようだよ。









酒屋でWineとBeerを買った。王宮で飲もう!
話が盛り上がって、みんなの手紙を書いて、Wineも2本
空いたけどまだ飲み足りない。
紀文さんがジャージのまま買いに行く。
買ってきたのはシャンペンで、ひねったとたんすごい音
で飛んだんで、シャンデリアに当たって、天井に当たっ
て。



この格調高いHOTEL EUROPAのシャンデリア1個を壊し、
天井に穴があいた。OH! NO!!
指紋付いてないからまあいいか。酔いどれだし。
めずらしく2:30まで起きてる、紀文さんまで。










翌日へ    その頃、紀文は    その頃、文は